中日平和友好条約締結45周年 民間交流による中日関係の発展促進に期待
中日平和友好条約締結45周年記念ならびに『平成皇后美智子』出版座談会に出席した来賓たち(社会科学文献出版社より)
中日平和友好条約締結45周年記念ならびに『平成皇后美智子』(原題「皇后陛下美智子さま 心のかけ橋」)出版座談会が21日、北京で開催された。中日両国の民間友好団体、学界、メディア、及び芸術界などの来賓30人余りが、両国関係発展の歴史を共に振り返り、中日がさらに多くの民間交流によって両国関係の改善と発展を促進することへの期待を表明した。中国新聞網が伝えた。
出席者らは「中日平和友好条約は中日共同声明の諸原則を法的形式で確認し、中日関係の政治的な基礎と法的規範を確立し、正しい方向性を示し、両国関係の包括的な発展のための道ならしをし、大きな影響を与えた」との認識で一致した。
中国国際友好連絡会副会長、元外交部副部長(元外務次官)の程国平氏は「国交正常化以降、中日関係は総じて改善と発展の基調を保ち、各分野の交流や協力で長足の進歩を遂げた。だが、世界は百年間なかった大きな変化の最中にあり、中日関係は新たな問題や試練に直面しているということも認識する必要がある。座談会開催の趣旨は、締約記念を契機に中日友好の初心と本意に立ち返り、平和・友好的協力への信念と自信を揺るぎないものにし、民間によって政府を促進するという友好の伝統を発揚し、民間交流の勢いを盛り返し、中日関係の健全な発展のためにプラスのエネルギーをさらに多く蓄えることにある」とした。
中国パブリック・ディプロマシー協会副会長の陳育明氏は「締約45周年を迎えるにあたり、中日関係は改善と発展の新たな機会を迎えてもいる。双方は常に歴史を鑑とし、初心を忘れず、中日間の4つの基本文書の原則と精神を堅持し、平和を大切にし、共に友好を築き、両国関係を推進して障害を排除し、前向きに発展する必要がある」とした。(編集NA)